女王様の言うとおり
柊真が歩くたびにサラサラの髪がなびき、頬に当たる。
「なんだよ、また一年お前らと一緒かよ」
悪態をつきながらも柊真は満面の笑みを浮かべている。
隣に立つと嫌らしくない、爽やかな香水の香りが漂って来た。
185センチはある長身を見上げると整った目鼻立ちがあたしの頭上に見えた。
笑うと白い歯が覗き、右側だけある八重歯がチャームポイントだった。
「よろしくな、心美」
柊真はあたしの肩に馴れ馴れしく自分の肘を置く。
急に近くなった距離にドキドキするが、あたしはどうにかときめきを隠した。
「もう、重たいからやめてよ~!」
大げさに嫌がってみせるが、決して柊真の体を引きはがさない。
そんなあたしを見てヒナは大きな声で笑ったのだった。
「なんだよ、また一年お前らと一緒かよ」
悪態をつきながらも柊真は満面の笑みを浮かべている。
隣に立つと嫌らしくない、爽やかな香水の香りが漂って来た。
185センチはある長身を見上げると整った目鼻立ちがあたしの頭上に見えた。
笑うと白い歯が覗き、右側だけある八重歯がチャームポイントだった。
「よろしくな、心美」
柊真はあたしの肩に馴れ馴れしく自分の肘を置く。
急に近くなった距離にドキドキするが、あたしはどうにかときめきを隠した。
「もう、重たいからやめてよ~!」
大げさに嫌がってみせるが、決して柊真の体を引きはがさない。
そんなあたしを見てヒナは大きな声で笑ったのだった。