女王様の言うとおり
☆☆☆
あたし、相沢心美(アイザワ ココミ)とヒナと遊星と柊真の4人は1年生の頃から仲良しだ。
遊星が様々な遊び場に連れて行ってくれたり、ゲームを教えてくれるのでこの4人でいても飽きることはなかった。
そしてあたしは柊真、ヒナは遊星に惹かれて行った。
女子2人で遊ぶときには必ず遊星や柊真の話題になり、自分が好きになった男がどれだけ素敵な人なのか語り合った。
ヒナが春休み中にダイエットをしたのは、言うまでもなく、遊星に気にかけてもらうためだった。
それは必然的にヒナ自身のためということになる。
ホームルームで新しい担任の話を聞きながらもあたしは小さな手鏡を取り出し、その中に映る柊真の姿をボンヤリと見つめる。
どうして席順の一番最初ってあいうえお順なんだろう。
あたしの苗字は相沢だから、ほとんどの場合が教室の右端の一番前になってしまうのだ。
この席から柊真の姿を見ようとしたら鏡を使う以外に方法がない。
なにせ同じ列の4番目が柊真の席なのだ。
あたし、相沢心美(アイザワ ココミ)とヒナと遊星と柊真の4人は1年生の頃から仲良しだ。
遊星が様々な遊び場に連れて行ってくれたり、ゲームを教えてくれるのでこの4人でいても飽きることはなかった。
そしてあたしは柊真、ヒナは遊星に惹かれて行った。
女子2人で遊ぶときには必ず遊星や柊真の話題になり、自分が好きになった男がどれだけ素敵な人なのか語り合った。
ヒナが春休み中にダイエットをしたのは、言うまでもなく、遊星に気にかけてもらうためだった。
それは必然的にヒナ自身のためということになる。
ホームルームで新しい担任の話を聞きながらもあたしは小さな手鏡を取り出し、その中に映る柊真の姿をボンヤリと見つめる。
どうして席順の一番最初ってあいうえお順なんだろう。
あたしの苗字は相沢だから、ほとんどの場合が教室の右端の一番前になってしまうのだ。
この席から柊真の姿を見ようとしたら鏡を使う以外に方法がない。
なにせ同じ列の4番目が柊真の席なのだ。