女王様の言うとおり
「カーテンが開いてる」
柊真の声がして視線を移動させると、診療所の奥が丸見えになっているのがわかった。
玄関から入って右手の奥に当たるその場所はベッドが置かれているスペースだったはずだ。
学校から近いことで何度かお世話になったことがあるので知っていた。
あたしたち3人は軽く目配せをして診療所に近づいた。
背をかがめて、音を立てないようにカーテンの開いている窓へ近づいた。
中腰になったまま診療所の中へと視線を向けた。
思っていた通り、こちらから見ると5つのベッドが横に並べられていて、隣同士のベッドはクリーム色のカーテンが引かれていた。
しかし、窓からだとベッドの上を確認することができるのだ。
窓側は通路になっていて看護師さんたちが行き来できるスペースになっているため、カーテンはひかれていない。
ベッドの脇に座っている大西さんの姿はすぐに見つけることができた。
他の患者と違い制服を着ていて凛とした表情でベッドの膨らみを見つめている。
ベッドに寝ている人の顔までは確認できないが、きっと先生なんだろう。
柊真の声がして視線を移動させると、診療所の奥が丸見えになっているのがわかった。
玄関から入って右手の奥に当たるその場所はベッドが置かれているスペースだったはずだ。
学校から近いことで何度かお世話になったことがあるので知っていた。
あたしたち3人は軽く目配せをして診療所に近づいた。
背をかがめて、音を立てないようにカーテンの開いている窓へ近づいた。
中腰になったまま診療所の中へと視線を向けた。
思っていた通り、こちらから見ると5つのベッドが横に並べられていて、隣同士のベッドはクリーム色のカーテンが引かれていた。
しかし、窓からだとベッドの上を確認することができるのだ。
窓側は通路になっていて看護師さんたちが行き来できるスペースになっているため、カーテンはひかれていない。
ベッドの脇に座っている大西さんの姿はすぐに見つけることができた。
他の患者と違い制服を着ていて凛とした表情でベッドの膨らみを見つめている。
ベッドに寝ている人の顔までは確認できないが、きっと先生なんだろう。