Bitter Sweet
朝、7時。
隣を見たらまだ蓮斗は寝ている。
綺麗すぎる横顔。
蓮斗と2人でお風呂に入って、恥ずかしさのあまり蓮斗にずっと背中を向けていたけど、蓮斗はずっと首筋や耳にキスしてきて、擽ったすぎて自分でも出したことがない声を出してしまい、蓮斗が最後までしたいと言ってきたけど、避妊具がなくてできなかったんだ。でも蓮斗は私の身体中を舐めて濡らすところはもっと濡らしてしまって私が果ててしまいいつの間にか寝ちゃったんだ…
昨日は私のなにもかもを見せてしまった…
でも、蓮斗は彼氏。
こういうのにも慣れるというか、抵抗は少しずつ無くしたほうがいいよね…
それよりも蓮斗を起こさないようにベッドから出て、朝ごはんを作る。
なにを作ろうかな…
米は買ってないし、パン焼く機械もない。
サンドイッチをパパっと作って、蓮斗を起こす。
10:00までにはコテージから出ないといけない。
「蓮斗、起きて」
「もう起きてたよ」
いきなり目を開けて私にキスしてくる蓮斗。
「起きてたなら起きればいいのに寝てるフリなんて」笑
「ずっと寝てたかったんだけどね」笑
「車の中で寝ていいから、早く食べて準備しないと!」
「はーい」
2人で野菜のサンドイッチを食べて、準備する。
帰ろうとした時、絵梨花から電話が来た。
「電話来たからちょっと待っててね」
「うん」
車から出て電話に出る。
「どうしたの?」
「1-3の大倉先生が癌になっちゃってしばらく休養するんだって」
「えー、それは大変だね、お見舞いに行かないと」
「それで急遽、副担任の辻元先生が担任になって副担任が別の学校から来るんだけど、今日の午後かな、会議あるから来てほしいの、休みのところごめんね」
「ううん、大丈夫」
「副担任の先生の名前が、市川夏来(いちかわ なつき) って言うんだって、体育の先生なんだって」
「市川 夏来…」
いや、まさか…
まさか、ね
元カレと同じ名前なだけだよね。先輩な訳ないよね。
「咲良ー、じゃ午後ね!」
電話が切れて車に戻る。
「誰から、男?」
「ううん、絵梨花だよ、午後から学校に行かないといけなくなって」
「えー、ずっと居ようと思ったのに。」
「ごめんね、よし、行くよ!」
午後からまさかの学校に行くということもあり、高速道路で猛スピードで家に戻る。
その間、蓮斗は寝ていた。
家に着いたあと、荷物を置いて、蓮斗にはすぐに戻ると言って、学校に向かった。
「すいません、遅れました!」
「大丈夫だよ、木崎先生、こっちこそ申し訳ないね、休み中なのに。」
「いえいえ、大丈夫です。あ、羽柴先生から聞いたと思うが1-3の副担任になった市川夏来先生だ。」
嘘…
なんてこった。
市川夏来は私が知っている市川夏来だった。
まさかの元カレ。
やばいやばいやばい!!!!
「市川夏来といいます、よろしくお願いします。」
敬語で喋られるとなんか違和感。
ずっとタメ口だったじゃん。
「木崎咲良です、1-5担任ですよろしくお願いします。」
「それじゃ、学年会議を始めますか」
「はい」
学年会議。エアコンが効いててめっちゃ気持ちいいけど、心は落ち着かない。
なんかかき乱されている気分。
元カレが同じ職場だとは…
意識したくないけどしてしまう。
「咲良、ちょっと聞いてる!?」
「え?」
「体育祭の話をしてたの、なんかあった?」
「ううん、なんでもない」
臨時の職員会議でまさかの2時間。
めっちゃ長かった。何度も寝そうになったし、何度も市川先生を見てしまいそうになった。
すぐ帰ろうとしたら、
「咲良、これから時間ある?」
「うん、まぁあるけど」
「2人でカフェにでも行かない?」
「いいよ」
蓮斗には「もう少し家着くの遅くなる」とだけ送った。
「元カレ!?!?!?」
静かなカフェで絵梨花が大きな声を出して視線が私と絵梨花に集まる。
「声小さくしてよ〜」
「びっくりしないわけないでしょ!元カレが同じ職場だなんて。しかも市川先生と咲良はいろいろあったじゃない」
「今でもたまに思い出すの、夏来のこと。ほんとに好きだったから。なのに、やっと忘れたと思ったら…偶然って怖いね」
「今彼も学校、元カレも学校、咲良やばいね」笑
「でも私にとっては学校は職場だから公私混同しないよ!」
「それはそうだけど、市川先生、かっこいいよね!!」
「絶対そういうと思った」
「咲良も綺麗だから美男美女ね」
「付き合ってませーん」
「あのルックスだと男からもモテる顔かもね、しかも体育教師!体育祭やばそう。」
「体育祭か〜私何組担当だっけ?」
「会議中なに考えてたの?もしかして…あーはいはい、そりゃ集中できないわ」
「あの、すいません」
「私からしたら羨ましいけど、市川先生と同じ紫組担当よ」
「あーうん」
「反応それだけ?」
「やったー!でもないし、どちらかと言うと嫌だね」笑
「素直でよろしい」
「あまり考えないようにしないとね、夏来のこと」
「彼氏がいるでしょ!まだ15歳の蓬莱くん♡」
「15歳だと思えない大人っぽい男子で優しいし、なんか子どもっぽくない、今でも高3ぐらいに見える」
「それはわかる、校長もめっちゃ若いのに大人っぽいよね」
「え、校長何歳?」
「彼氏の父親の年齢くらい聞けるでしょ〜」
「校長に聞けるわけないでしょ!」
「いや、彼氏に聞くの!」
「あー、でもさ、細いことって言えば失礼かもしれないけど、彼氏の父親の年齢なんて気にしないよ、考えない!」
「まぁ、それはそうね、で、校長の年齢は36歳よ」
「え…若すぎない?」
「そう、若すぎる。36歳で校長なんて。でもそれは試験とか頑張って受けたみたいだけど、蓬莱くんを20歳で育てたってことね」
めっちゃ若い校長、お母さん、確か美玲さんって言ってた方は同い年ぐらい?もしかしてそれより年下?
首突っ込んじゃいけないのかもしれないけど、気になる。蓮斗のもっと詳しい過去。
校長も私を呼び出した時に「いろいろあってな…」ってのはほんとにいろいろあったんだ。
「咲良に今日大きなダメージを大分与えてしまったようね…」
「うん……」
「明日と明後日は私、実家に帰省しなきゃいけないから、明々後日に学校で仕事終わったらご飯食べよう!」
「おっけー!めっちゃ楽しみ!」
「ちょっと待って、大事なこともう一つ思い出した。」
「うん?」
「市川先生、バスケ部顧問になったから」
「そーなんだ」
「あれ?咲良もしかして気付いてないパターン?」
「なに?あ、え、、、、、」
「気付いた?」
「神様のいたずらとしか思えない…こんなに複雑にしたくないよーーーーー」
「蓬莱くんと市川先生が同じ部活だとはね」
「うわぁあああああああ」
「蓬莱くんと市川先生が咲良のこと話さなければいいのよ、バレたらとんでもないことになるけど」
「寿命が5年くらい縮んだ気分。」
「咲良、しっかりしなさい!市川先生は職場での同僚みたいなもんで、蓬莱くんは生徒!わかった?」
「もちろん、それはもう胸に刻みまくるわ」
「じゃ、明日と明後日の学校の様子を聞くね〜」
「あーもう絵梨花楽しんでるでしょ!ロマンチスト!!」
「ばいばい〜、私が会計しとくから♡」
2学期からさらに落ち着いていきましょう。
隣を見たらまだ蓮斗は寝ている。
綺麗すぎる横顔。
蓮斗と2人でお風呂に入って、恥ずかしさのあまり蓮斗にずっと背中を向けていたけど、蓮斗はずっと首筋や耳にキスしてきて、擽ったすぎて自分でも出したことがない声を出してしまい、蓮斗が最後までしたいと言ってきたけど、避妊具がなくてできなかったんだ。でも蓮斗は私の身体中を舐めて濡らすところはもっと濡らしてしまって私が果ててしまいいつの間にか寝ちゃったんだ…
昨日は私のなにもかもを見せてしまった…
でも、蓮斗は彼氏。
こういうのにも慣れるというか、抵抗は少しずつ無くしたほうがいいよね…
それよりも蓮斗を起こさないようにベッドから出て、朝ごはんを作る。
なにを作ろうかな…
米は買ってないし、パン焼く機械もない。
サンドイッチをパパっと作って、蓮斗を起こす。
10:00までにはコテージから出ないといけない。
「蓮斗、起きて」
「もう起きてたよ」
いきなり目を開けて私にキスしてくる蓮斗。
「起きてたなら起きればいいのに寝てるフリなんて」笑
「ずっと寝てたかったんだけどね」笑
「車の中で寝ていいから、早く食べて準備しないと!」
「はーい」
2人で野菜のサンドイッチを食べて、準備する。
帰ろうとした時、絵梨花から電話が来た。
「電話来たからちょっと待っててね」
「うん」
車から出て電話に出る。
「どうしたの?」
「1-3の大倉先生が癌になっちゃってしばらく休養するんだって」
「えー、それは大変だね、お見舞いに行かないと」
「それで急遽、副担任の辻元先生が担任になって副担任が別の学校から来るんだけど、今日の午後かな、会議あるから来てほしいの、休みのところごめんね」
「ううん、大丈夫」
「副担任の先生の名前が、市川夏来(いちかわ なつき) って言うんだって、体育の先生なんだって」
「市川 夏来…」
いや、まさか…
まさか、ね
元カレと同じ名前なだけだよね。先輩な訳ないよね。
「咲良ー、じゃ午後ね!」
電話が切れて車に戻る。
「誰から、男?」
「ううん、絵梨花だよ、午後から学校に行かないといけなくなって」
「えー、ずっと居ようと思ったのに。」
「ごめんね、よし、行くよ!」
午後からまさかの学校に行くということもあり、高速道路で猛スピードで家に戻る。
その間、蓮斗は寝ていた。
家に着いたあと、荷物を置いて、蓮斗にはすぐに戻ると言って、学校に向かった。
「すいません、遅れました!」
「大丈夫だよ、木崎先生、こっちこそ申し訳ないね、休み中なのに。」
「いえいえ、大丈夫です。あ、羽柴先生から聞いたと思うが1-3の副担任になった市川夏来先生だ。」
嘘…
なんてこった。
市川夏来は私が知っている市川夏来だった。
まさかの元カレ。
やばいやばいやばい!!!!
「市川夏来といいます、よろしくお願いします。」
敬語で喋られるとなんか違和感。
ずっとタメ口だったじゃん。
「木崎咲良です、1-5担任ですよろしくお願いします。」
「それじゃ、学年会議を始めますか」
「はい」
学年会議。エアコンが効いててめっちゃ気持ちいいけど、心は落ち着かない。
なんかかき乱されている気分。
元カレが同じ職場だとは…
意識したくないけどしてしまう。
「咲良、ちょっと聞いてる!?」
「え?」
「体育祭の話をしてたの、なんかあった?」
「ううん、なんでもない」
臨時の職員会議でまさかの2時間。
めっちゃ長かった。何度も寝そうになったし、何度も市川先生を見てしまいそうになった。
すぐ帰ろうとしたら、
「咲良、これから時間ある?」
「うん、まぁあるけど」
「2人でカフェにでも行かない?」
「いいよ」
蓮斗には「もう少し家着くの遅くなる」とだけ送った。
「元カレ!?!?!?」
静かなカフェで絵梨花が大きな声を出して視線が私と絵梨花に集まる。
「声小さくしてよ〜」
「びっくりしないわけないでしょ!元カレが同じ職場だなんて。しかも市川先生と咲良はいろいろあったじゃない」
「今でもたまに思い出すの、夏来のこと。ほんとに好きだったから。なのに、やっと忘れたと思ったら…偶然って怖いね」
「今彼も学校、元カレも学校、咲良やばいね」笑
「でも私にとっては学校は職場だから公私混同しないよ!」
「それはそうだけど、市川先生、かっこいいよね!!」
「絶対そういうと思った」
「咲良も綺麗だから美男美女ね」
「付き合ってませーん」
「あのルックスだと男からもモテる顔かもね、しかも体育教師!体育祭やばそう。」
「体育祭か〜私何組担当だっけ?」
「会議中なに考えてたの?もしかして…あーはいはい、そりゃ集中できないわ」
「あの、すいません」
「私からしたら羨ましいけど、市川先生と同じ紫組担当よ」
「あーうん」
「反応それだけ?」
「やったー!でもないし、どちらかと言うと嫌だね」笑
「素直でよろしい」
「あまり考えないようにしないとね、夏来のこと」
「彼氏がいるでしょ!まだ15歳の蓬莱くん♡」
「15歳だと思えない大人っぽい男子で優しいし、なんか子どもっぽくない、今でも高3ぐらいに見える」
「それはわかる、校長もめっちゃ若いのに大人っぽいよね」
「え、校長何歳?」
「彼氏の父親の年齢くらい聞けるでしょ〜」
「校長に聞けるわけないでしょ!」
「いや、彼氏に聞くの!」
「あー、でもさ、細いことって言えば失礼かもしれないけど、彼氏の父親の年齢なんて気にしないよ、考えない!」
「まぁ、それはそうね、で、校長の年齢は36歳よ」
「え…若すぎない?」
「そう、若すぎる。36歳で校長なんて。でもそれは試験とか頑張って受けたみたいだけど、蓬莱くんを20歳で育てたってことね」
めっちゃ若い校長、お母さん、確か美玲さんって言ってた方は同い年ぐらい?もしかしてそれより年下?
首突っ込んじゃいけないのかもしれないけど、気になる。蓮斗のもっと詳しい過去。
校長も私を呼び出した時に「いろいろあってな…」ってのはほんとにいろいろあったんだ。
「咲良に今日大きなダメージを大分与えてしまったようね…」
「うん……」
「明日と明後日は私、実家に帰省しなきゃいけないから、明々後日に学校で仕事終わったらご飯食べよう!」
「おっけー!めっちゃ楽しみ!」
「ちょっと待って、大事なこともう一つ思い出した。」
「うん?」
「市川先生、バスケ部顧問になったから」
「そーなんだ」
「あれ?咲良もしかして気付いてないパターン?」
「なに?あ、え、、、、、」
「気付いた?」
「神様のいたずらとしか思えない…こんなに複雑にしたくないよーーーーー」
「蓬莱くんと市川先生が同じ部活だとはね」
「うわぁあああああああ」
「蓬莱くんと市川先生が咲良のこと話さなければいいのよ、バレたらとんでもないことになるけど」
「寿命が5年くらい縮んだ気分。」
「咲良、しっかりしなさい!市川先生は職場での同僚みたいなもんで、蓬莱くんは生徒!わかった?」
「もちろん、それはもう胸に刻みまくるわ」
「じゃ、明日と明後日の学校の様子を聞くね〜」
「あーもう絵梨花楽しんでるでしょ!ロマンチスト!!」
「ばいばい〜、私が会計しとくから♡」
2学期からさらに落ち着いていきましょう。