Bitter Sweet
蓮斗の抱え込んだ気持ち
「遅い〜」
蓮斗の家に帰ったら蓮斗がソファーでだらけながら私を呼んでいる。
「ごめん、会議とかあったし絵梨花と会ったりしたの」
「蓮斗、今までなにしてたの?」
「片付けしてちょっと1人でハンバーガー食べてきた」
「青春って感じね」
「どこが?」笑
「何気ないことだけど、高校生の時にしたことは忘れられないのよ、些細なことでも覚えちゃうの、それを大人になってから振り替えると青春だな〜って感じるの」
「そうなんだ〜、じゃ、咲良ちゃんと付き合っている時間はずっと青春だね」
「えぇ?」笑
「俺は高校生という名の青春期間で咲良ちゃんと付き合ってるじゃん、それは高校生卒業しても咲良ちゃんとは離れないからずっと続くんだよ青春期間。」
「蓮斗は私と付き合っても友達との思い出とかたくさん作らないとね!」
「それもそうだけど、俺の青春の1番は木崎咲良」
「そんな目で見ないで…」
蓮斗の真っ直ぐ見る目は嘘じゃない。あの時と一緒。
「私、絵梨花と軽く食べて来たから、蓮斗はなに食べたい?」
目を逸らしてなんとか話題を変える。
そうでもしないと蓮斗にもっと引き込まれて私は体が動かなくなる。
「俺は今日総菜パン食べる」
「なに、今日3食パンじゃない!」
「あ、本当だ、ハンバーガーを食べた後にいい匂いがしたからパン屋に入って咲良ちゃんと食べようと思って何個か買ったから一個でもいいから食べよ?」
「いいよ〜」
目の前には大きなプレートの上にピザ、カレーパン、ほうれん草のキッシュ、ウィンナーのパンにメロンパンにあんデニッシュにクロワッサンにクリームパン…
「めっちゃ買ったじゃん!!!」
「俺はたくさん食べれるの〜」
「確かにそうだね」笑
「俺、パンめっちゃ好き、小さい頃、お母さんがパンめっちゃ作ってくれたから。」
「パン作れるなんてすごいね!」
「でも徐々に作ってくれなくなったけどな」笑
あ…お母様の年齢。なんか気になる。
「お母様って何歳?」
ピザを大きい口で頬張りながら私をずっと見つめている蓮斗。
「三者面談で見た時にお母様がすごい綺麗だったから」
「えっとね、4月で誕生日迎えたから3、、、3?確か33歳なはず」
17歳で産んだの…?
早すぎる。
パンを食べる手が止まる。
「まさか咲良ちゃん、父親の年齢も?」
「う、うん」
蓮斗は大きなため息をつく。
「咲良ちゃんには細かいことまでは言ってなかったね。」
「う、うん」
「残りのパンは冷蔵庫に入れてソファーに行こうか、飲み物持ってくから、咲良ちゃんはカフェオレだよね?」
私もうすでに泣きそう。
大体言われる話が分かっているからだろうか。
でも蓮斗から聞いた話はもっと残酷な話だった。
蓮斗の家に帰ったら蓮斗がソファーでだらけながら私を呼んでいる。
「ごめん、会議とかあったし絵梨花と会ったりしたの」
「蓮斗、今までなにしてたの?」
「片付けしてちょっと1人でハンバーガー食べてきた」
「青春って感じね」
「どこが?」笑
「何気ないことだけど、高校生の時にしたことは忘れられないのよ、些細なことでも覚えちゃうの、それを大人になってから振り替えると青春だな〜って感じるの」
「そうなんだ〜、じゃ、咲良ちゃんと付き合っている時間はずっと青春だね」
「えぇ?」笑
「俺は高校生という名の青春期間で咲良ちゃんと付き合ってるじゃん、それは高校生卒業しても咲良ちゃんとは離れないからずっと続くんだよ青春期間。」
「蓮斗は私と付き合っても友達との思い出とかたくさん作らないとね!」
「それもそうだけど、俺の青春の1番は木崎咲良」
「そんな目で見ないで…」
蓮斗の真っ直ぐ見る目は嘘じゃない。あの時と一緒。
「私、絵梨花と軽く食べて来たから、蓮斗はなに食べたい?」
目を逸らしてなんとか話題を変える。
そうでもしないと蓮斗にもっと引き込まれて私は体が動かなくなる。
「俺は今日総菜パン食べる」
「なに、今日3食パンじゃない!」
「あ、本当だ、ハンバーガーを食べた後にいい匂いがしたからパン屋に入って咲良ちゃんと食べようと思って何個か買ったから一個でもいいから食べよ?」
「いいよ〜」
目の前には大きなプレートの上にピザ、カレーパン、ほうれん草のキッシュ、ウィンナーのパンにメロンパンにあんデニッシュにクロワッサンにクリームパン…
「めっちゃ買ったじゃん!!!」
「俺はたくさん食べれるの〜」
「確かにそうだね」笑
「俺、パンめっちゃ好き、小さい頃、お母さんがパンめっちゃ作ってくれたから。」
「パン作れるなんてすごいね!」
「でも徐々に作ってくれなくなったけどな」笑
あ…お母様の年齢。なんか気になる。
「お母様って何歳?」
ピザを大きい口で頬張りながら私をずっと見つめている蓮斗。
「三者面談で見た時にお母様がすごい綺麗だったから」
「えっとね、4月で誕生日迎えたから3、、、3?確か33歳なはず」
17歳で産んだの…?
早すぎる。
パンを食べる手が止まる。
「まさか咲良ちゃん、父親の年齢も?」
「う、うん」
蓮斗は大きなため息をつく。
「咲良ちゃんには細かいことまでは言ってなかったね。」
「う、うん」
「残りのパンは冷蔵庫に入れてソファーに行こうか、飲み物持ってくから、咲良ちゃんはカフェオレだよね?」
私もうすでに泣きそう。
大体言われる話が分かっているからだろうか。
でも蓮斗から聞いた話はもっと残酷な話だった。