Bitter Sweet
-蓮斗side-
俺は陽の川高校に入学することになった。
理由は、唯一の親友の碧海(あおい)も入るっていうから入った。
ただそれだけ。
将来の夢がない俺はどこの高校でもよかった。
偏差値は高いけど、小3から塾に通ってる俺にとっては普通に入れた。
入学式。目の前に現れたのはまさかの父親。父親だと思いたくないけど、、高校の校長ここだったのかよ…
知ってたら絶対この高校なんて入らない。
でも入ったのはしょうがない。あの人が転任することを祈るしかない。
父親のことで呆気にとられ入学式があっという間に終わり、教室に入る。
「1-5担当となりました、木崎咲良です。いい思い出をたくさん作って苦しくても笑うことを忘れずに頑張っていきましょう、よろしくお願いします」
名前は木崎 咲良(きざき さくら)というらしい。
俺は一目惚れした。
ポニーテールで少し茶髪で童顔で目も少し丸いけど二重で映えている。凛々しい感じがして一瞬で引き込まれた。
いままで何人か付き合ってきたけど、俺から告白して付き合ったことはない。
でも、木崎先生とは付き合いたいと思った。
俺のもんにしたい。
欲が出た。
生徒と教師はダメだと思った。諦めなきゃいけないと思った。でも、好きが消えずに入学から1ヶ月が経ち、碧海に相談した。
「蓮斗、どうした?わざわざ屋上に来るなんてずっとだるいばっか言ってるお前が珍しいな」
「碧海、今から言うこと誰にも言うなよ」
「もちろん」
「俺さ、担任好きなんだよね」
「担任って、木崎?」
「そう、木崎」
碧海はしばらく黙っている。なぜだ。
「いいんじゃない?」
「反対しないのか?」
「生徒と教師は普通はダメだろ、バレたらいろいろ問題だと思うけど、好きになっちゃいけない人なんていないぞ」
「それはそうだな」
「確かに木崎、可愛いし結構モテそうだよな、蓮斗が恋でこんなに悩むなんて初めてじゃないのか?」
「うっせーな、でも当たってる」
「だろ?じゃ、俺から1つアドバイスするわ。
好きなら思いをストレートに言う。悩んでも仕方がない。蓮斗に告白して振られた女子も勇気出して思いを伝えてるだろ?それと一緒。」
「告白するって勇気いるな」
「天下の王子様の蓬莱蓮斗が告白でこんなに悩むとは俺びっくりした」
「うっせーよ!、もう教室行くぞ。」
「はいはい」
そして、碧海に相談してから1週間後。
木崎先生に呼ばれた。
数学準備室。2人きり。告白するなら今しかないと思った。
壁ドンして、木崎先生の顔を見る。
近くで見たら肌は白くてニキビとか全くない。
木崎先生も二重の目で俺を見てくる。
やばい、理性が持たない…
「2週間後、全科目1位だったら付き合ってください」
謎の条件付きで言ってしまった。
ストレートに言えばよかったのに。
でも俺には1位取る自信がある。いくら授業中に寝ても。
木崎先生から断られると思ったけど、まさかの返事は、「もし全科目1位だったら付き合う」って言うから内心びっくりした。そして?上目遣いをしてくる木崎先生に耐えられなくてキスをした自分にもびっくりした。木崎先生は俺が全科目1位を取れないと思って付き合うと言ったのかもしれない。そしたら、条件付きで言ってよかったのかも。少し姑息だけど。
俺は木崎 咲良を離さない。
どんなにみんなからダメと言われることになろうとも。
俺は陽の川高校に入学することになった。
理由は、唯一の親友の碧海(あおい)も入るっていうから入った。
ただそれだけ。
将来の夢がない俺はどこの高校でもよかった。
偏差値は高いけど、小3から塾に通ってる俺にとっては普通に入れた。
入学式。目の前に現れたのはまさかの父親。父親だと思いたくないけど、、高校の校長ここだったのかよ…
知ってたら絶対この高校なんて入らない。
でも入ったのはしょうがない。あの人が転任することを祈るしかない。
父親のことで呆気にとられ入学式があっという間に終わり、教室に入る。
「1-5担当となりました、木崎咲良です。いい思い出をたくさん作って苦しくても笑うことを忘れずに頑張っていきましょう、よろしくお願いします」
名前は木崎 咲良(きざき さくら)というらしい。
俺は一目惚れした。
ポニーテールで少し茶髪で童顔で目も少し丸いけど二重で映えている。凛々しい感じがして一瞬で引き込まれた。
いままで何人か付き合ってきたけど、俺から告白して付き合ったことはない。
でも、木崎先生とは付き合いたいと思った。
俺のもんにしたい。
欲が出た。
生徒と教師はダメだと思った。諦めなきゃいけないと思った。でも、好きが消えずに入学から1ヶ月が経ち、碧海に相談した。
「蓮斗、どうした?わざわざ屋上に来るなんてずっとだるいばっか言ってるお前が珍しいな」
「碧海、今から言うこと誰にも言うなよ」
「もちろん」
「俺さ、担任好きなんだよね」
「担任って、木崎?」
「そう、木崎」
碧海はしばらく黙っている。なぜだ。
「いいんじゃない?」
「反対しないのか?」
「生徒と教師は普通はダメだろ、バレたらいろいろ問題だと思うけど、好きになっちゃいけない人なんていないぞ」
「それはそうだな」
「確かに木崎、可愛いし結構モテそうだよな、蓮斗が恋でこんなに悩むなんて初めてじゃないのか?」
「うっせーな、でも当たってる」
「だろ?じゃ、俺から1つアドバイスするわ。
好きなら思いをストレートに言う。悩んでも仕方がない。蓮斗に告白して振られた女子も勇気出して思いを伝えてるだろ?それと一緒。」
「告白するって勇気いるな」
「天下の王子様の蓬莱蓮斗が告白でこんなに悩むとは俺びっくりした」
「うっせーよ!、もう教室行くぞ。」
「はいはい」
そして、碧海に相談してから1週間後。
木崎先生に呼ばれた。
数学準備室。2人きり。告白するなら今しかないと思った。
壁ドンして、木崎先生の顔を見る。
近くで見たら肌は白くてニキビとか全くない。
木崎先生も二重の目で俺を見てくる。
やばい、理性が持たない…
「2週間後、全科目1位だったら付き合ってください」
謎の条件付きで言ってしまった。
ストレートに言えばよかったのに。
でも俺には1位取る自信がある。いくら授業中に寝ても。
木崎先生から断られると思ったけど、まさかの返事は、「もし全科目1位だったら付き合う」って言うから内心びっくりした。そして?上目遣いをしてくる木崎先生に耐えられなくてキスをした自分にもびっくりした。木崎先生は俺が全科目1位を取れないと思って付き合うと言ったのかもしれない。そしたら、条件付きで言ってよかったのかも。少し姑息だけど。
俺は木崎 咲良を離さない。
どんなにみんなからダメと言われることになろうとも。