イケナイ王子様
私だって嫌だよ。
自分の彼氏が狙われてるんだもん。
自分の彼氏が他の女性に想われてることを考えるだけで、胸騒ぎがする。
「ミドリ、あきらめなよ。
翔くんには彼女がいるんだって」
他の女性のひとりが、なぐさめるようにつぶやいた。
だが、ミドリという女性は、簡単にあきらめられないらしい。
「……やだよ。
私、そんなの信じないよ!
なにがなんでも、翔くんを振り向かせて、彼女になってやる!」
「ミドリ……」
他の女性ふたりが、複雑な表情を浮かべている。
きっと、ミドリという女性の恋を応援したいけれど、その恋の相手には、彼女がいると思っているのだろう。
複雑な表情を見せるのも無理はない。
私が、翔さんと付き合ってなかったら、ミドリという女性の恋を応援していたかもしれない。
自分の彼氏が狙われてるんだもん。
自分の彼氏が他の女性に想われてることを考えるだけで、胸騒ぎがする。
「ミドリ、あきらめなよ。
翔くんには彼女がいるんだって」
他の女性のひとりが、なぐさめるようにつぶやいた。
だが、ミドリという女性は、簡単にあきらめられないらしい。
「……やだよ。
私、そんなの信じないよ!
なにがなんでも、翔くんを振り向かせて、彼女になってやる!」
「ミドリ……」
他の女性ふたりが、複雑な表情を浮かべている。
きっと、ミドリという女性の恋を応援したいけれど、その恋の相手には、彼女がいると思っているのだろう。
複雑な表情を見せるのも無理はない。
私が、翔さんと付き合ってなかったら、ミドリという女性の恋を応援していたかもしれない。