イケナイ王子様
好きな人に……彼氏に嘘ついてるんだ。
でも、嘘をつくのは、しばらくの間だけ。
しばらくたったら、本当のことを話そう。
「あっ、ドラマ終わっちゃった……」
ソファから起きあがり、テレビに視線を移すと、さっきまで観ていた恋愛ドラマは終わっていた。
結局、途中までしか観てないな。
仕方ない、スマホで今回のドラマの放送回を観るとするか。
はぁ、とため息をつく。
「ふっ」
むむ?
翔さん、笑ってますね?
「な、なんですか……」
「いやー?
ため息ついたら、幸せが逃げんぞって思ってさ」
たしかにそうだけど。
私がため息をついたのは、あなたが邪魔してきたからでしょうが!
おかげで、ドラマ観れなかったし!
「ため息が出たのは翔さんのせいです!」
でも、嘘をつくのは、しばらくの間だけ。
しばらくたったら、本当のことを話そう。
「あっ、ドラマ終わっちゃった……」
ソファから起きあがり、テレビに視線を移すと、さっきまで観ていた恋愛ドラマは終わっていた。
結局、途中までしか観てないな。
仕方ない、スマホで今回のドラマの放送回を観るとするか。
はぁ、とため息をつく。
「ふっ」
むむ?
翔さん、笑ってますね?
「な、なんですか……」
「いやー?
ため息ついたら、幸せが逃げんぞって思ってさ」
たしかにそうだけど。
私がため息をついたのは、あなたが邪魔してきたからでしょうが!
おかげで、ドラマ観れなかったし!
「ため息が出たのは翔さんのせいです!」