イケナイ王子様
心の中でそうつぶやいたとき、悟さんに肩を優しく叩かれた。
「な、なんですか?」
「愛海ちゃん、翔を信じてあげて。
愛海ちゃんは翔の彼女でしょ?」
彼女……。
そうか。
私、翔さんの彼女なんだ……。
誰かに“彼女”と言われるとドキドキする。
あぁ、本当に翔さんの彼女になれたんだなぁ、って思うんだ。
悟さんが『翔を信じてあげて』と言ったのは、悟さんが翔さんを、兄として心の底から信じているからだろう。
そうでなければ、そんなことは言わないはずだ。
悟さんは、自分の弟4人と、私の言うことを素直に信じている人だ。
そんな人に『信じてあげて』と言われると、翔さんを信じたくないと思う理由がなくなってしまう。
「な、なんですか?」
「愛海ちゃん、翔を信じてあげて。
愛海ちゃんは翔の彼女でしょ?」
彼女……。
そうか。
私、翔さんの彼女なんだ……。
誰かに“彼女”と言われるとドキドキする。
あぁ、本当に翔さんの彼女になれたんだなぁ、って思うんだ。
悟さんが『翔を信じてあげて』と言ったのは、悟さんが翔さんを、兄として心の底から信じているからだろう。
そうでなければ、そんなことは言わないはずだ。
悟さんは、自分の弟4人と、私の言うことを素直に信じている人だ。
そんな人に『信じてあげて』と言われると、翔さんを信じたくないと思う理由がなくなってしまう。