イケナイ王子様
「……っ、て、てめぇ……」
ひぇぇ……ま、また争いが……!
今のうちに止めないと!
「け、ケンカはやめてください!
それに、なんで洋季さんが……」
「……“洋季さん”?」
や、やばい!
いつもの呼び方で呼んじゃった!
これじゃあ、私と洋季さんが、内緒で会ってましたって言ってたようなものじゃん!
焦る私と真顔になった翔さんをスルーして、洋季さんがニコッとした笑顔を見せた。
「じつは今週末、俺の父さんが、所有してるホテルでパーティーをやるんだ。
それで、我妻兄弟にも参加しないかって誘ったけど、我妻の次男坊がなかなか返事しなくてさ」
「え……そ、そうなんですか?」
会話の感じから、そんな内容じゃないと思うんだけど……。
ひぇぇ……ま、また争いが……!
今のうちに止めないと!
「け、ケンカはやめてください!
それに、なんで洋季さんが……」
「……“洋季さん”?」
や、やばい!
いつもの呼び方で呼んじゃった!
これじゃあ、私と洋季さんが、内緒で会ってましたって言ってたようなものじゃん!
焦る私と真顔になった翔さんをスルーして、洋季さんがニコッとした笑顔を見せた。
「じつは今週末、俺の父さんが、所有してるホテルでパーティーをやるんだ。
それで、我妻兄弟にも参加しないかって誘ったけど、我妻の次男坊がなかなか返事しなくてさ」
「え……そ、そうなんですか?」
会話の感じから、そんな内容じゃないと思うんだけど……。