イケナイ王子様
「やぁ、来てくれたか」
「パーティーに参加してくれてありがとう」
笑顔を見せられると、こっちまで自然と笑顔になるな。
「いえいえ。
こちらこそ、私をパーティーに招待してくれて、ありがとうございます」
「招待するのは当然だよ。
愛海ちゃんは、洋季の婚約者候補だからな」
「え……」
わ、私が、洋季さんの婚約者候補⁉︎
この間のお見合いで、私が洋季さんの婚約者候補になったってこと⁉︎
私になんの確認もなく、“婚約者候補”と言うなんて……。
「この前、愛海ちゃんの家で言ったじゃん。
愛海ちゃんは特別だって」
「た、たしかに言いましたけど……」
特別って……そういうことだったの?
てっきり、違う意味だったのかと……。
「パーティーに参加してくれてありがとう」
笑顔を見せられると、こっちまで自然と笑顔になるな。
「いえいえ。
こちらこそ、私をパーティーに招待してくれて、ありがとうございます」
「招待するのは当然だよ。
愛海ちゃんは、洋季の婚約者候補だからな」
「え……」
わ、私が、洋季さんの婚約者候補⁉︎
この間のお見合いで、私が洋季さんの婚約者候補になったってこと⁉︎
私になんの確認もなく、“婚約者候補”と言うなんて……。
「この前、愛海ちゃんの家で言ったじゃん。
愛海ちゃんは特別だって」
「た、たしかに言いましたけど……」
特別って……そういうことだったの?
てっきり、違う意味だったのかと……。