イケナイ王子様
な、なんとか危機を脱しなければ……!
そう思ったが、藤堂さんが突然、こんなことを言いだした。
「愛海ちゃんの付き添い?
そんなことしなくても大丈夫だよ。
あとで私が、洋季の婚約者として、愛海ちゃんを参加者全員に紹介するから。
愛海ちゃんを支える役割は、君じゃなくて、洋季なんだから」
「えっ……?」
翔さんの表情がますます険しくなる。
藤堂さん本人に悪意はないだろうけど、翔さんにとっては、衝撃的な言葉だったらしい。
険しい表情の中に、驚きが入り混じってるのが、その証拠だ。
そんな翔さんの気持ちを知ってか知らずか、洋季さんがなぜか勝ち誇った顔をする。
だけど、翔さんは、洋季さんの表情に気づかなくて。
そう思ったが、藤堂さんが突然、こんなことを言いだした。
「愛海ちゃんの付き添い?
そんなことしなくても大丈夫だよ。
あとで私が、洋季の婚約者として、愛海ちゃんを参加者全員に紹介するから。
愛海ちゃんを支える役割は、君じゃなくて、洋季なんだから」
「えっ……?」
翔さんの表情がますます険しくなる。
藤堂さん本人に悪意はないだろうけど、翔さんにとっては、衝撃的な言葉だったらしい。
険しい表情の中に、驚きが入り混じってるのが、その証拠だ。
そんな翔さんの気持ちを知ってか知らずか、洋季さんがなぜか勝ち誇った顔をする。
だけど、翔さんは、洋季さんの表情に気づかなくて。