イケナイ王子様
「婚約者……?」
こんなに驚く翔さんはめずらしい。
って、そう思ってる場合じゃない!
この現場がピリピリしてるから、なんとかしないと……!
はっ、そうだ!
今、翔さんは藤堂さんと洋季さんを見てる。
その隙に、なにか適当な理由を作って、どこかに逃げよう!
なにか、理由になるものは……。
キョロキョロとあたりを見まわすと、会場の出入り口付近に、炭酸入りのジュースが入れられたワイングラスがいくつか置いてあるのを発見した。
そうか、それだ!
ジュースを取りにいくと言って、誰もいない場所に逃げよう。
そうすれば、修羅場から逃げられる!
「あ、あの……私、喉が渇いたので、ジュースを取りにいきますね」
こんなに驚く翔さんはめずらしい。
って、そう思ってる場合じゃない!
この現場がピリピリしてるから、なんとかしないと……!
はっ、そうだ!
今、翔さんは藤堂さんと洋季さんを見てる。
その隙に、なにか適当な理由を作って、どこかに逃げよう!
なにか、理由になるものは……。
キョロキョロとあたりを見まわすと、会場の出入り口付近に、炭酸入りのジュースが入れられたワイングラスがいくつか置いてあるのを発見した。
そうか、それだ!
ジュースを取りにいくと言って、誰もいない場所に逃げよう。
そうすれば、修羅場から逃げられる!
「あ、あの……私、喉が渇いたので、ジュースを取りにいきますね」