イケナイ王子様
「……誰が教えるもんか。
我妻を嫌ってる理由を、なんで言わなきゃならないんだよ」
ぶっきらぼうに言葉を吐き捨てるなんて。
こんな姿も、今まで見たことがない。
「……まぁ、言わなくたっていいけど。
そのうち、お前とその父親は、近々逮捕されると思うからな」
「え……っ、た、逮捕……⁉︎」
やっとで絶句する洋季さん。
再び驚く洋季さんの反応を見て、翔さんが意地悪く笑う。
その顔は、私をからかうときと、まったく同じ表情に見える。
我妻を嫌ってる理由を、なんで言わなきゃならないんだよ」
ぶっきらぼうに言葉を吐き捨てるなんて。
こんな姿も、今まで見たことがない。
「……まぁ、言わなくたっていいけど。
そのうち、お前とその父親は、近々逮捕されると思うからな」
「え……っ、た、逮捕……⁉︎」
やっとで絶句する洋季さん。
再び驚く洋季さんの反応を見て、翔さんが意地悪く笑う。
その顔は、私をからかうときと、まったく同じ表情に見える。