イケナイ王子様
大好きな人と、永遠に
肇さんと会ってから、数か月が経過した。
湿気が気になり、雨が降り続いてるこの日、いつものように、私は朝ご飯を食べに、キッチンに向かう。
「おはようございま……あれ?」
いつもなら、キッチンかリビングに、兄弟の誰かがいるのだが、誰もいなかった。
なんで誰もいないんだろう……。
まぁ、いっか。
朝ご飯は、自分で作って食べようっと。
小さなあくびをしながら、キッチンに入る。
「ん?」
すると、シンク近くのテーブルに、一枚のメモがあるのを見つけた。