イケナイ王子様
「どうも、はじめまして。
私、藤堂と申します。
よろしくお願いします」
礼儀正しい挨拶をするな、この男の人。
心の中でボソッとそうつぶやく。
「そしてこちらが、私の息子の洋季(ひろき)です」
えっ?
男の人の言葉で、ゆっくり顔をあげる。
いつの間にか、私の向かい側に、がっしりとした体格の男の子が座っていた。
私が目を伏せてる間に、この男の子が座ったのだろうか。
「ほら。
洋季、お前も挨拶しなさい」
「……わかった」
男の子が小さなため息をついたあと、私と叔母さんに自己紹介をする。
「はじめまして。
僕、藤堂洋季といいます。
よろしくお願いします」
その挨拶で、叔母さんは安心したみたいで。
私、藤堂と申します。
よろしくお願いします」
礼儀正しい挨拶をするな、この男の人。
心の中でボソッとそうつぶやく。
「そしてこちらが、私の息子の洋季(ひろき)です」
えっ?
男の人の言葉で、ゆっくり顔をあげる。
いつの間にか、私の向かい側に、がっしりとした体格の男の子が座っていた。
私が目を伏せてる間に、この男の子が座ったのだろうか。
「ほら。
洋季、お前も挨拶しなさい」
「……わかった」
男の子が小さなため息をついたあと、私と叔母さんに自己紹介をする。
「はじめまして。
僕、藤堂洋季といいます。
よろしくお願いします」
その挨拶で、叔母さんは安心したみたいで。