イケナイ王子様
なんともマヌケな声が出てしまった……。
自分の顔が、熱を帯びてくるのを感じる。
「愛海ちゃん……だっけ?
愛海ちゃんって、今いくつなの?」
「え、えっと……今、17歳です……」
「そっか、じゃあ俺と同い年だ」
えっ?
同い年……?
「えっ、あなたも17歳……?」
「うん。
来年の2月に、18になるけどね」
あ、同い年じゃなかった。
この人のほうが学年的にひとつ上だ。
てことは……誠さんと同い年か。
「同い年じゃないですよ。
私、7月生まれなので」
「あっ、そっか。
だったら、俺のほうがひとつ上ってことか」
ははっと笑う男の子……洋季さん。
笑うと右頬にだけえくぼが映えるその姿は子供っぽくて、母性をくすぐる。
自分の顔が、熱を帯びてくるのを感じる。
「愛海ちゃん……だっけ?
愛海ちゃんって、今いくつなの?」
「え、えっと……今、17歳です……」
「そっか、じゃあ俺と同い年だ」
えっ?
同い年……?
「えっ、あなたも17歳……?」
「うん。
来年の2月に、18になるけどね」
あ、同い年じゃなかった。
この人のほうが学年的にひとつ上だ。
てことは……誠さんと同い年か。
「同い年じゃないですよ。
私、7月生まれなので」
「あっ、そっか。
だったら、俺のほうがひとつ上ってことか」
ははっと笑う男の子……洋季さん。
笑うと右頬にだけえくぼが映えるその姿は子供っぽくて、母性をくすぐる。