イケナイ王子様
本当のことを言ったら、洋季さんがショックを受けるかもしれないから。
って、なぜ洋季さんがショックを受ける必要があるのかはわからないけど。
「ほっ……そうなんだ」
案の定、洋季さんが、ひと安心した様子で笑顔を見せる。
やっぱり、本当のことを言ったら、ショックを受けたかもしれないね。
本当のことを言わなくてよかった。
そう考えると、私まで安心してしまう。
「じ、じゃあ、行き先は遊園地でいいですかね?
今日は平日ですし、そんなに混んでないと思いますよ」
「うん、遊園地に行こうか。
たとえ混んでたとしても、藤堂グループの名前を出せば、貸し切り状態にしてくれるかもしれないしね」
貸し切り状態⁉︎
さすが、お金持ちのお坊っちゃま……。
過去に、どこかを貸し切り状態にしたことがあるみたいな言い方だな……。
って、なぜ洋季さんがショックを受ける必要があるのかはわからないけど。
「ほっ……そうなんだ」
案の定、洋季さんが、ひと安心した様子で笑顔を見せる。
やっぱり、本当のことを言ったら、ショックを受けたかもしれないね。
本当のことを言わなくてよかった。
そう考えると、私まで安心してしまう。
「じ、じゃあ、行き先は遊園地でいいですかね?
今日は平日ですし、そんなに混んでないと思いますよ」
「うん、遊園地に行こうか。
たとえ混んでたとしても、藤堂グループの名前を出せば、貸し切り状態にしてくれるかもしれないしね」
貸し切り状態⁉︎
さすが、お金持ちのお坊っちゃま……。
過去に、どこかを貸し切り状態にしたことがあるみたいな言い方だな……。