屋上海月 〜オクジョウクラゲ〜
「 ―― ごめんな 」
「 ど…っ!
どうしてリュウジが謝… 」
泣きそうになって
俯いてしまった頭を
思いきり撫でる
冷え切った飯は、俺の丼へ移し
炊飯器から、湯気の立つ飯を持って
あずるの前に置いた
「 アズルン
他にも何か 頼もうか? 」
「 …… いらない 」
あずるは鼻を啜ると、黙々と飯を口に運ぶ
「 じゃあ、コーラは? 」
「 … 飲む 」
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