屋上海月 〜オクジョウクラゲ〜
灰谷はそれだけ言うと
真木をベットに突き飛ばした
「 ――― な…っ!」
「 … 微熱
どうせ貴方の事だから
先生、呼んだついでに
内緒で注射でも打って貰って
済まそうと思ってたんだろうけど
明日、スイんとこの文化祭行くんなら
寝ておいた方がいいよ 」
「 ――… アズルか 」
睨み付け、舌打ち
「 … 違う
俺も前にメアド聞いてて
"暇なら来て下さい"って
アヤ達からも、メール来てたから 」
「 …―― 行かねえって言ってある 」