屋上海月 〜オクジョウクラゲ〜
翌朝、土曜 ―――
何時ものように、朝食を取って洗濯
掃除機をかける
灰谷は一度、下の部屋に行き
機械の部品の様な物を
段ボールに入れ、大量に運んで来た
「 …トオヤ、なに作ってるの? 」
「 ――… 鉱石ラジオ 」
ひとしきりあずるは
その様子を眺めていたが
テレビのリモコンを握って、ベットの上
「 …青山さん
集音マイク、全部の階に仕掛けて来る
妙な物音が入れば
それのランプが光るから 」