密室でふたり、イケナイコト。

そのおかげで、今とんでもないことをあそこでやってるんですけどね…

先生が、想像もつかないようなことを。


「ってことで、2人にお礼」



ポンっと渡されたのは長方形の箱。



「2人で仲良く分けて食べろよ?」


「……はい?」


そして、バチンっと音がするくらいのウインクをかましてきた。


キモっ!!!



「もし良かったら、勉強するのにあの教室使ってくれてもいいぞ?」


じゃ、またあとでな〜


冷めた視線を送るわたしに気づかないまま、先生は職員室の方へ歩いて行った。


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