密室でふたり、イケナイコト。
「りょーかい、しました……」
「なら、いいけど」
これは肝に銘じておかないと……っ
わたしの命が危ない……
「じゃあ、これ……取ってよ」
いい加減、この体勢も、ネクタイで視界も塞がれているのも、さすがに恥ずかしいし……
「は?何言ってんの?」
「えっ!?」
「俺、覚えといてとは言ったけど、これを外すなんて一言も言ってない」
「えっ、えっ、えっ!?」
「俺がそう簡単に、許すと思う?」
なんですとぉぉぉーーーー!!!?
背中にタラりと冷や汗が流れる。
これはヤバい。
史上最高にヤバいやつだ……っ
完全にスイッチ、入っちゃってるっ!!
かと言って、身をよじるくらいしか抵抗することができず、鎖骨を指でつつーと撫でられ、ビクッとしたわたしに、
「お仕置きは……まだまだ始まったばっかだろ?」
首元に口づけられ、全身が燃えそうなほど熱くなって。
やけどしそうなくらい、触れられたところぜんぶが溶けそうだった。