密室でふたり、イケナイコト。
◇変わりゆくカンケイ
*
ふわふわ。
優しい感触が髪をなで、そして頬へとすべっていく。
ふわりふわり。
「ふふっ……」
まるで雲の上にいるみたいに心地よくて、思わず笑みがこぼれる。
わたし、この感触知ってる。
安心するようで、でもどこか甘い。
その感触が何なのかを確かめようとギュッと引き寄せて、頬にすりよせれば、唇に温かいものが一瞬ふれた気がした。
「ん……」
だけどそれはほんの一瞬で、すぐに熱は離れていく。
なんだったんだろ、今の……
まるで、キス…されたみたい、な。
あなたは、だれ……?
そう思ってそっと目を開ければ。
「ゆずき」
目の前には、わたしの顔を覗き込む人物。
「……えっ、ええっ!!?」
な、なな、なんでここに!!!?
眠気眼の頭が一気に覚醒していく。
「成宮っ!?」
ふわふわ。
優しい感触が髪をなで、そして頬へとすべっていく。
ふわりふわり。
「ふふっ……」
まるで雲の上にいるみたいに心地よくて、思わず笑みがこぼれる。
わたし、この感触知ってる。
安心するようで、でもどこか甘い。
その感触が何なのかを確かめようとギュッと引き寄せて、頬にすりよせれば、唇に温かいものが一瞬ふれた気がした。
「ん……」
だけどそれはほんの一瞬で、すぐに熱は離れていく。
なんだったんだろ、今の……
まるで、キス…されたみたい、な。
あなたは、だれ……?
そう思ってそっと目を開ければ。
「ゆずき」
目の前には、わたしの顔を覗き込む人物。
「……えっ、ええっ!!?」
な、なな、なんでここに!!!?
眠気眼の頭が一気に覚醒していく。
「成宮っ!?」