密室でふたり、イケナイコト。

「和葉?誰だった……って」


隣に駆け寄ったりみっちも、一瞬固まったかと思うと


「えっ…!!?
なに?」



りみっち!!


そのニヨニヨとした顔、やめて!!



「りみちゃんっ!!」


「和葉っ!!」


がっと2人は強く握手したかと思うと、


「あたしたちは、先に教室戻ってるから!!
ごゆっくりっ!!」


「ゆずちゃん、後で話聞かせてね!!」


「えっ、話って……?
ちょっ、2人ともっ!?」



より一層ニヤニヤして、ものすごいスピードで出ていった。


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