密室でふたり、イケナイコト。


「確かに尊人さんもいいけど、やっぱりNAMI様の声が1番じゃない?」


ウンウンと、りみっちが1人でうなずく。


「ゆずちゃん、結局推しはどっちなの?」


「それ、あたしも気になるっ!!」


「NAMI様!?
それとも、尊人さん!?」


「えっ!?
そ、それはっ...」



ずいっと、2人に顔を近づけられ、答えに詰まっていた時。



「きゃあああ!!」



耳をつんざくような、女子の黄色い悲鳴。



ああ、今日もか。



相変わらず、騒がしい...



そのうるさい原因を冷めた目で見るりみっち、はーちゃん、そしてわたし。



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