粘着注意。
粘着注意。
学校の帰り道。
僕は、緑色をした、変なモノを見つけた。初めは気にしなかった。周りも、気にしていなかったから。
次の日も、モノはあった。
次の日も。
次の日も。
次の日も。
だんだん気になり始め、僕は友達に言った。


「ねぇねぇ、明君」

「なぁに、孝君?」

「あの緑色のモノ、なんだと思う?」


僕はモノを指差しながら言った。


「緑色のモノって?何もないよ」


明君は、キョトン、としながら答えた。
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