粘着注意。
「あるよ」

「どこに?」

「ここ」


僕はさらに近づき、モノに触るか触らないか位の距離から指差した。


「何もないよ」


そう言って明君は、歩き始めた。


「おかしいなぁ…」


そう言って僕は、そのまま明君に着いて行った。
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