シロツメクサの花冠【完】



「よお」



昨日の公園に着くと、キャップにマスクをした聡介がブランコに座っていた。


近くには、舞音が地面に木の棒で絵を描いていた。




「私でいいんですか?」



よくよく思い出してみると、聡介の周りには色々なタイプの女の子がいたような気がする。


″遊んでる″と言っちゃ聞こえが悪いが、はたから見るとそう思ってしまうほど。


誰とでも親しげだったので、そのうちの誰と付き合っているのかは把握出来ていないけど。



< 20 / 69 >

この作品をシェア

pagetop