シロツメクサの花冠【完】
「とりあえず、私も探します。玖美、ごめん、そういうことだから」
「えっ、何言ってるの?私も探すに決まってんじゃん」
玖美はその場に置きっぱなしにしていたコップを片付けて外に出てきた。
「舞音ちゃん?でしたっけ、その子の特徴は?」
「えっと、今日は2つ結びをして、服はピンクの洋服を着ていたかな。身長は、俺の腰あたり」
「分かりました。じゃあ、私と咲智、与田先輩に分かれて探しましょう」
そうして、咲智と玖美、聡介の二手に分かれて舞音を捜索をすることになった。