『先生の色』〜桜の下で始まった恋は、色を変える〜

先生が少し席を外した時に
佐々野さんが言った



「水嶋先生、よくないと思う」



「なにが?」



「だって、さっきも
ひとくち…
とか先輩が困るようなこと言って…
責任取れないようなこと
言うべきじゃないと思う
あーゆーの思わせぶりですよ!
先輩の気持ち、受け入れられないクセに…」



やっぱり佐々野さんは
私の気持ちを知っていた



佐々野さんが言うとおり


私は受け入れてもらえない
恋をしている



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