『先生の色』〜桜の下で始まった恋は、色を変える〜

「ねぇ、菫…
私ね、小林のことが、好きかも…」



「え…
えええ!!!」



「シーーー!」



私は友香の言葉に驚いた



「だって、友香、先輩は?」



「小林が菫のこと相談してきて
よく話すようになって…

毎日部活で一緒で…
なんか、最近、好きなんだ…

ごめんね‥菫に薦めといて
もちろん菫が小林のこと好きだったら
両思いだから、祝福するけどね」



小林くんの話をする友香は
かわいかった



「ホントに好きなんだね、友香」



「なんか、恥ずかしいけど…」



「じゃあ、今日から友香も一緒に帰ろうよ!
友達として一緒に帰ってるだけだから」



「え…いいの?」



「もちろん!小林くんが良ければ!
逆に私が邪魔者じゃない?」



小林くんは絶対ヤダって言わないはず



友香と小林くんは
とてもお似合いだと思う





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