『先生の色』〜桜の下で始まった恋は、色を変える〜
「 あ、桜いつ見に行く?
今日は、ちょっと仕事終わるの遅いけど
オレは明日でもいいよ」
「明日は、まだ蕾が多いかも…」
「そっか…
…
ホントは
会いたいだけかも…」
「あの頃の、私みたい…
先生といたくて
何回も桜見に行った」
私がそう言うと先生が嬉しそうに笑った
「私も先生に会いたいです
ホントは今日も会いたい…
…
でも今日は我慢しますね!
明日楽しみにしてます」
「じゃあ、明日、仕事終わったら連絡する」
「はい
待ってます」
先生と連絡先を交換した
「今日の夜、電話してもいいですか?」
「うん、待ってる」
先生と生徒じゃなくなったんだな…って
実感できた