『先生の色』〜桜の下で始まった恋は、色を変える〜

「菫…菫!
ごめん、オレ起きないと間に合わない」



先生に起こされて目を開けると
私は先生に抱きついてた



「ぁ…ごめん、なさぃ…」



慌てて先生から離れた




「おはよ、菫」



「おはよう…」



「ごめん、ずっとこうしてたかったけど
もぉ起きないと…」



「うん…ごめんなさい…
私も急いで仕度するね」



先生が私に顔を近付けた


ドキッとした




「…ん?」



「キスしたいけど…
時間ないから…今度ね
1回じゃ終わらなそおだから…」



先生は笑ったけど
私はドキドキしてた



何もしないって先生言ったのに
私が抱きついてたなんて…



考えたら
またドキドキした





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