『先生の色』〜桜の下で始まった恋は、色を変える〜

先生の大学時代の友達の個展だった



先生は受付で友達に挨拶をしてた



私達も名前を書いて
館内に入った



また私達は映画を見るように絵を見た



絵を見る真剣な先生を
私は時折そっと見た



やっぱり、好き…

キュンとしてしまう自分がいる



佐々野さんも真剣に絵を見てた

やっぱり絵好きなんだね



ん?



佐々野さんと目が合った

何か言いたそう



ん?



んーん…

佐々野さんは、横に首を振って微笑んだ



きっと
先生を見てるの気付かれた



私は勝手に熱くなった



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