縁の下の恋
大阪に来てからというもの、時間が止まることなく容赦なく過ぎて行った。



リョウとはなかなか見掛けることができても、話すことなど出来るはずもなかった。



会場が広過ぎるために、あちらこちらで罵声のごとく荒い言葉が飛び交っていた。



しかし一つのコンサートを成功させる為に沢山のスタッフが一丸となり緊迫している為だということは、一理にも充分理解はできていた。
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