縁の下の恋


「だから、あの女は…ああっ、ムカつくぅ!一理っ!俺たち二人でお疲れさん会やろうぜ!まったくぅ、だから金持ちのお嬢様っつうの?大嫌いなんだ!一理もそう思うよなぁ!」


「そうですね!あの手の女性は、吐いて捨てる程いますから!私も同感です。でも…リョウさんが、少し可哀相な気もします。」



「何言ってんだよ!あいつも同じ穴のムジナだってぇの!」



「そうかな?リョウさん嫌がってたみたいだけど…」


「一理っ!お前は今夜は、俺に付き合え!分かったか?命令!!」



「私は、ウーロン茶しか飲めませんけど…それと…まだ初日ですからぁ、ほどほどに、良いですか?」



「ああっ、分かった。分かってます。一理様……ホントにクソ真面目一理様、はいはい!」
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