縁の下の恋


由衣が、どうしてもホテルに送って欲しいというので、リョウは仕方なく送ることとなった。



「リョウ…どうして?私はリョウ以外の人は考えれないからね?リョウも同じだと思ってるのよ!これから先の人生のことも考えても…そうでしょ?私ずっと待ってる!」



「僕だけが、君の一生の中の只一人じゃないよ!君の思い込みだよ…僕じゃない…」



「今日は、もういいわ!止めましょう。リョウは、最近少しおかしいのよ!ただ血迷ってるだけ、冷静に考えれば判るわよ、きっと…じゃあ今度会うのは東京ね!」
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