縁の下の恋
(リョウ~
最終日をギリギリの精神状態で終わらせた。
楽屋に戻り、直ぐに手配をすることがあった。
アメリカへ出発する日程と、それ以降のスケジュールをすべてキャンセルすること。
そのすべてを済ませて…
もう一度行かなくてはならないところがある。
何のためらいも無く向かった。
「キンコーン………」
暫く待っていると…
「……やはり、君だったか、……私も今着いたところだ!さぁ…」
大石に促され中に入って行くと…
ソファに座ってうなだれている由衣が見えた。