縁の下の恋
「リョウさん…外で、少し話しませんか?」
リョウは、黙って頷き渡辺の後に付いて行った。
病室の中庭にあるベンチに2人並んで座った。
「リョウさん、いちりが、こんな目にあった理由…リョウさんは、分かってますよね?」
「ああっ、僕のせいなんだ!間違ない!君が思ってる通り。」
「リョウさんとその女って、そう言う仲なんですか?やっぱり…」
「僕が…いい加減な気持ちのままにしていたばっかりに…彼女をも傷付けていたんだ。僕が悪いんだ…」
そう言うと哀しい顔をし、俯いた。