縁の下の恋


「ええっ、勿論元通りになります!そして、また……」


「また?……」



強気に思っている一理ではあったが、リョウのコンサートスタッフにはもう、戻ることは、できないのではないか?とも思ってもいた。



その為にさすがの一理も言葉に詰まってしまっていた。


しかし、不安を与える訳にもいかず一理は、明るく答えることにした。


「身体が治れば、前以上に先輩や上司にもう一回鍛え直してもらいますから、リョウさん…ホントに有難うございました!」
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