縁の下の恋
リョウ~
いちりと病室で別れた後リョウには莫大な仕事が待っていた。
すべてのことをこれからは、1人でしなくてはいけないのだから。
しかし、そんな中アメリカに発つリョウの前に、ある人物が現れた。
大石の元で、リョウのコンサートの全般を束ねてくれていた、リョウがこの世界に飛び込んだ時から知っているある意味現場を一番左右出来る人物であった。
「高瀬さん…どうしてここに、僕はもう……」
「大石さんには、大体のことは聞きました。その上で私は、自分の意志でこうやって来ました。貴方をこのまま葬る訳にはいかないでしょう!私で出来ることは、頑張ってみようと、社長には了解を貰ってきましたから、どうかご安心ください!ですから私も一緒にアメリカへ向かいますので。」