縁の下の恋


「はいっ!…海外へ出てみようかと、あるプロジェクトに参加してみないかと誘われたので、今の自分でも何とかやれる仕事だと思ったものですから…」



「お前は、それで良いのか?お前のやりたい仕事なんだったら、俺は何にも言うことない!一つだけ聞くけど…逃げるんじゃないんだよな?お前は?…どうなんだ?……」



「えっ?逃げるって?…何からですか?……私は、別にそんなことは…」



「だよな?お前は、しっかりしてるからな?……ところで、お前言葉は大丈夫なのか?喋れないと都合悪いぞ!」



「ええっ!何とか…」



「そっかぁ!渡辺が、驚いていたな、お前が凄い家のお嬢様だったって、外国語の一つや二つ喋れるってことか?」
< 229 / 271 >

この作品をシェア

pagetop