縁の下の恋
たった一人になったことで、今まで見ようとしなかった物がごく自然に見えてくるようになった。
日本を発つ前に母が…
こんなことしたら貴方はダメになる、きっと~
どうしてもっと上手く生きていけないの?って…
僕は、誰かを利用してまで幸せになろうとは思わない。
最初から…ずっと変わってないはずだった。
しかし、何時からか莫大な動かし難い物に流されてしまっていた。
気付かない振りをしていた。
でも、……
ある時…
あの真直ぐな瞳を見た、見付けたあの日から…
自分のホントの気持ちを揺り起こされた。