縁の下の恋


リョウにとっては二年ぶりであった。



その際は華やかな社交界にしか身を置いて居なかった。


もっと自分の目で北京の街を見てみたいと思った。


暫く裏通りを歩き夕食をどうしようかと思っていた。


大通りに向かい歩き始めたリョウに一軒のレストランが目に止まった。


大きなビルの一階にあり何気に落ち着いた面持ちが良かった。


言葉が解らなかったら隣のスーパーにでも行こう…と思いながら中に入って行った。
< 260 / 271 >

この作品をシェア

pagetop