縁の下の恋
「一理はさぁ、例えばリカちゃん人形遊びだとか、おままごととかは興味無かったとか?」
「全然無いから!それより、買って貰ったおもちゃは、すべて壊してたから。ヴァイオリンまで壊してしまって…ふふっ!あの時は、ホント大変だった!自分で元に戻すと言ってきかなくて、両親を困らせた。寝なさい!言われても、元通りなるまで寝ないって、暴れたり……一旦壊したものは、絶対に元に戻すことが喜びだったの。」
「一理は……じゃあどうしてこの大学を選んだの?何か違う気がするけど。」
「今は、そうかも……でも、やがてきっと役立つ日もあるかもって、思って!時間は有効に使えば何とでもなるって…」