縁の下の恋
一理は、迷わず、源さんの店へ結城達を案内し、全員で店に入って行った。
一理も久し振りであった。
「おぅっ!いらっしゃい!って……一理お嬢っっ!久し振りじゃないですか!もうっ!美優ちゃんと心配してたんですよ!あれぇ、今日は、また何か連れの人達が……」
「ええっ、ごめんなさい!ご無沙汰してしまって、今日は、突然ですけど、私の上司と先輩の方がたと一緒です。」
「あっ!やあ!初めまして!ってか、一理っ!お前の知ってる素敵な店ってのは、この店なのか?……あっ、実はこいつの、いやっ、松平の歓迎会をしてやるからと言ったら、こいつが、良い店知ってそうだったもんで、みんなで付いてきたら…此所だったんで、まぁっ!そう言うことなんで、宜しく頼みます!」
一理は、結城に肩をど突かれた。
「いやぁ!そりゃ光栄であんすね!まぁっ!頑張って美味しいもん、作りますんで、ゆっくりしてやってください!」