王子様に恋をした
第3幕 社交界デビュー(準備)
お茶会後の私は、淑女教育を頑張る様になっていました。
理由は単純明快
リュークアッセンドラ王太子殿下に相応しい淑女になる為。
再来月で15になる私は、ガーディランス侯爵家で行われる舞踏会で社交界デビューを果たす事になっています。
当然淑女教育は、より一層厳しいものとなりましたが、殿下の為に一生懸命だったし、殿下の為に頑張る事が出来ました。
ずっと注意を受けていた語学の勉強は勿論、ダンスも足が痛くなるまで頑張りました。
また、殿下は音楽を嗜まれるとお聞きしたので、私も何か楽器を弾けるようになりたいと思い、ピアノを買って頂きました。
最初は、運指ばかりでちっとも面白くなくて、何度も辞めようと思いましたが、お兄様が
「今度のお茶会で、令嬢達は皆楽器を披露するんだよ。アイリーンも楽器が上手に弾けるようになっていたら、殿下のバイオリンと合奏出来るかもしれないよ。」
と言われてしまったら、俄然やる気になり、地味な運指も嫌がらないようになりました。
「アンソニーはアイリーンをやる気にさせるのがお上手だわ。」
と、お母様も楽しそうに笑っていらっしゃいました。
そしてそれから1ヶ月後
私はピアノでソナタもメヌエットもなんでも弾けるようになっていました。
勿論、一番得意のお菓子作りも張り切りました。
今まではクッキーやスコーンがメインでしたが、それらにつけるジャムも自作してたので、果物やドライフルーツを使用したパウンドケーキ•タルト•マドレーヌ等など、難しいお菓子にも次々と挑戦していきました。
一度に大量に作るので、邸で働く侍女や執事 シェフやお庭番にまで配って食べて貰った程でした。
理由は単純明快
リュークアッセンドラ王太子殿下に相応しい淑女になる為。
再来月で15になる私は、ガーディランス侯爵家で行われる舞踏会で社交界デビューを果たす事になっています。
当然淑女教育は、より一層厳しいものとなりましたが、殿下の為に一生懸命だったし、殿下の為に頑張る事が出来ました。
ずっと注意を受けていた語学の勉強は勿論、ダンスも足が痛くなるまで頑張りました。
また、殿下は音楽を嗜まれるとお聞きしたので、私も何か楽器を弾けるようになりたいと思い、ピアノを買って頂きました。
最初は、運指ばかりでちっとも面白くなくて、何度も辞めようと思いましたが、お兄様が
「今度のお茶会で、令嬢達は皆楽器を披露するんだよ。アイリーンも楽器が上手に弾けるようになっていたら、殿下のバイオリンと合奏出来るかもしれないよ。」
と言われてしまったら、俄然やる気になり、地味な運指も嫌がらないようになりました。
「アンソニーはアイリーンをやる気にさせるのがお上手だわ。」
と、お母様も楽しそうに笑っていらっしゃいました。
そしてそれから1ヶ月後
私はピアノでソナタもメヌエットもなんでも弾けるようになっていました。
勿論、一番得意のお菓子作りも張り切りました。
今まではクッキーやスコーンがメインでしたが、それらにつけるジャムも自作してたので、果物やドライフルーツを使用したパウンドケーキ•タルト•マドレーヌ等など、難しいお菓子にも次々と挑戦していきました。
一度に大量に作るので、邸で働く侍女や執事 シェフやお庭番にまで配って食べて貰った程でした。