戀のウタ
「恭介!前!!」
「ぅえ?」
後ろから聞こえた声に振り返ろうとしたところで右足の下にあったはずの床が消えた。
あ、床が消えたんじゃないな。俺が単に階段を踏み外しただけで…
「ぅえぁああ!!」
回転する視界に驚きながら情けない声を上げる。
ゴロゴロと転げてあちこちぶつかる痛みにきゅっと目を閉じて3秒ほど我慢。
滑り落ちる感覚は踊り場で止まった。
じわじわと後を追う痛みを感じながらゆっくり瞼を押し上げると階段の上から木村が心配そうな顔して俺を見下ろしていた。
「恭介、ボーッとし過ぎだって」
「あ…うん、ごめん」
「ごめん、て…お前が悪いんじゃないだろ?それよか大丈夫か?」
「あー平気平気。俺頑丈だから」
木村の心配する言葉に俺はひらひらと手を振って大丈夫なのをアピールする。
すると木村は盛大に溜息を吐きながら踊り場まで下りて来て俺と一緒に落ちた箒を拾い上げた。
「ぅえ?」
後ろから聞こえた声に振り返ろうとしたところで右足の下にあったはずの床が消えた。
あ、床が消えたんじゃないな。俺が単に階段を踏み外しただけで…
「ぅえぁああ!!」
回転する視界に驚きながら情けない声を上げる。
ゴロゴロと転げてあちこちぶつかる痛みにきゅっと目を閉じて3秒ほど我慢。
滑り落ちる感覚は踊り場で止まった。
じわじわと後を追う痛みを感じながらゆっくり瞼を押し上げると階段の上から木村が心配そうな顔して俺を見下ろしていた。
「恭介、ボーッとし過ぎだって」
「あ…うん、ごめん」
「ごめん、て…お前が悪いんじゃないだろ?それよか大丈夫か?」
「あー平気平気。俺頑丈だから」
木村の心配する言葉に俺はひらひらと手を振って大丈夫なのをアピールする。
すると木村は盛大に溜息を吐きながら踊り場まで下りて来て俺と一緒に落ちた箒を拾い上げた。