戀のウタ
「あら、ミチルちゃんおはよう」
「あ、おはようございます」
「もうじき恭介も出てくるから」
玄関から出てきたのは恭介のお母さんで、両手には近所のおばさんたちと同じくゴミ袋を抱えていた。
アタシはいつものように挨拶するとその場で少し待つ。
別に毎朝こういう風に待ち合わせして登校してるわけではないけど登校時間が大体同じ恭介とは家の前かもうちょっと行った先で一緒になる。
今日は恭介のお母さんが呼び止めてくれたから待ってるだけ。
しばらく手持ち無沙汰にぼんやり待っていると家からドタドタと足音が聞こえきた。
もうそろそろかなぁと思っていると先ほどと同じくガチャっと玄関の開く音が聞こえる。
「ミチル、おはよ」
「おはよ、ていうか何その大荷物?」
「山内がるろ剣完全版貸してくれって言うから」
「完全版って20冊以上あるじゃん。山内に取りにこさせなよ。」
「んーあいつんちからウチまでだと遠いし俺が学校までもって行けばあいつ楽じゃん」
玄関から出てきた恭介はスニーカーの紐を手早く結び大きなバッグを持ち直すと私の隣に並んで歩き始める。
「あ、おはようございます」
「もうじき恭介も出てくるから」
玄関から出てきたのは恭介のお母さんで、両手には近所のおばさんたちと同じくゴミ袋を抱えていた。
アタシはいつものように挨拶するとその場で少し待つ。
別に毎朝こういう風に待ち合わせして登校してるわけではないけど登校時間が大体同じ恭介とは家の前かもうちょっと行った先で一緒になる。
今日は恭介のお母さんが呼び止めてくれたから待ってるだけ。
しばらく手持ち無沙汰にぼんやり待っていると家からドタドタと足音が聞こえきた。
もうそろそろかなぁと思っていると先ほどと同じくガチャっと玄関の開く音が聞こえる。
「ミチル、おはよ」
「おはよ、ていうか何その大荷物?」
「山内がるろ剣完全版貸してくれって言うから」
「完全版って20冊以上あるじゃん。山内に取りにこさせなよ。」
「んーあいつんちからウチまでだと遠いし俺が学校までもって行けばあいつ楽じゃん」
玄関から出てきた恭介はスニーカーの紐を手早く結び大きなバッグを持ち直すと私の隣に並んで歩き始める。